令和8年度予算要求に対する財政局査定
名古屋市は2026年1月9日、令和8年度予算要求に対する財政局査定を公開しました。
名古屋城木造復元など、各局の要求を精査して、原則として経常経費内での対応や事業内容の精査が行われます。
というわけで、緑政土木局「弥富相生山線の整備」について、下記のように、市民意見を提出しました。
提出した市民意見
名古屋市財政局に提出した市民意見は、下記の通りです。
「弥富相生山線の整備」の要求に対し、以下の理由から「反対」を表明します。
財政局における査定の際には、厳正に考慮いただけますようお願い申し上げます。
1. 歴史的経緯と市民合意について
2014年に河村前市長が本路線の整備中止を決断した際、多くの市民が「貴重な都市の自然を残す」という選択を支持しました。
この経緯から、本道路は不要であるというのが市民の共通認識(コンセンサス)であると理解しております。
広沢市長の表明には、当時の決断を覆すに足る合理的かつ新たな必要性が示されているとは言い難い状況です。
2. 経済合理性と費用対効果の疑問
昨今の建設資材の高騰や人件費の上昇は、「名古屋駅再開発計画」の頓挫の例を見ても明らかです。
一部の利便性のために多額の公金を投じることは、現在の社会情勢において市民の利益に叶うものとは思えません。
費用対効果の観点からも、再考すべき段階にあります。
3. 環境保全と地域コミュニティへの影響
当該地域は貴重な都市緑地であり、一度破壊されれば二度と取り戻すことはできません。
「都市の緑は誰のものか」という視点に立ち、自然環境を維持することこそが次世代への責任です。
また、強引な計画推進は地域住民の分断を招く恐れがあり、慎重な議論が不可欠です。
以上の点から、弥富相生山線に係る詳細設計等の予算計上については、認められるべきではないと考えます。
市民の切実な声として、予算編成に反映していただけることを強く要望いたします。